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セルのクリスマス

 投稿者:クリスタリオ  投稿日:2016年11月 1日(火)14時13分3秒
  タワーレコード限定  12月新譜

メインはオーマンディですが、ボーナストラックにセルとしては非常に珍しいクリスマス曲が3曲
収録されています。
何曲かは、CBSソニー時代のクリスマス・パックに収録されていたような記憶がしますがはっきりしません。  CDでは発出だと思います。

日本の有名なセル愛好家であった E教授がこの録音の存在を知って 米CBSからデータを
テレックスで取り寄せたのですが・・  不明となっていて教授が立腹したのを懐かしく思い出します。 今回は収録データが記載されています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
きよしこの夜~グローリアス・サウンド・オブ・クリスマス
ユージン・オーマンディ

フル・オーケストラによる豪華絢爛のクリスマス・アルバム。ボーナス・トラックにセルとカザルスの幻の名演を収録。
1962年に発売された「グローリアス・サウンド・オブ・クリスマス」は、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のコロンビア録音の中で最も高いセールスを記録したアルバムの一つ。楽団専属の編曲者アーサー・ハリスのアレンジによって、フィラ管の豊麗なサウンドを最大限に生かした、豪華絢爛のクリスマス音楽を堪能することができます。この成功を受けて、2年後に珍しくニューヨークで録音された「クリスマス・フェスティヴァル」をカップリングし、さらにボーナス・トラックとして、極めて珍しいジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団とパブロ・カザルス指揮コロンビア交響楽団のクリスマス曲を追加。1960年代のアメリカ国民を魅了したクリスマス・サウンドが蘇ります。

米CBS初出LPのジャケット・デザイン使用
解説: ユージン・オーマンディ、トーマス・フロスト、小杉圭子
   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1962年に発売された『グローリアス・サウンド・オブ・クリスマス』は、ユージン・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のコロンビア録音の中で最も売れたアルバムの一つ。楽団専属の編曲者アーサー・ハリスによって、フィラデルフィア管弦楽団の豊麗なサウンドを最大限に生かした、豪華絢爛のクリスマス音楽を堪能することができる。この成功を受けて、2年後に珍しくニューヨークで録音された「クリスマス・フェスティヴァル」をカップリングし、さらにボーナス・トラックとして、極めて珍しいジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のクリスマス曲を追加。 (C)RS


曲目】
CD1
『グローリアス・サウンド・オブ・クリスマス』
1.天にはさかえ* (メンデルスゾーン)
2.ああ、ベツレヘムよ
3.もろびとこぞりて (ヘンデル)
4.オー・ホーリー・ナイト* (アダン)
5.久しく待ちにし主よとく来たりて
6.神が歓びをくださるように(ほしかげさやけき)
7.アヴェ・マリア*(シューベルト)
8.神のみ子は今宵しも*
9.牧人ひつじを
10.ひいらぎかざろう
11.いざ歌え
12.自然における神の栄光 作品48の4*(ベートーヴェン)
13.おお、みどり子は来たりぬ(シュミット、シュルツ)
14.きよしこの夜*
[録音]1962年3月29日&4月8日、フィラデルフィア、タウン・ホール
[オリジナル・プロデューサー]トーマス・フロスト

CD2
『クリスマス・フェスティヴァル』
15.もみの木
16.天なる神には
17.リトル・ドラマー・ボーイ ★
18.アイ・ワンダー・アズ・アイ・ワンダー
19.神のみ子は生まれ給う*[オラトリオ「メサイア」より] (ヘンデル)
20.キャロルをうたおう
21.ウェンセスラスは良い王様
22.かいばの桶で ★
23.ジングル・ベル
24.われらは3人の東の王
25.ハレルヤ・コーラス* [オラトリオ「メサイア」より](ヘンデル)
26.おめでとうクリスマス

[録音]1964年8月13日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホールおよび1964年8月24日、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル
[オリジナル・プロデューサー]トーマス・フロスト
[1-26:ハリス編]

*テンプル大学コンサート合唱団
★フィラデルフィア・聖フランシスコ・サレジオ教会少年合唱団
フィラデルフィア管弦楽団
指揮:ユージン・オーマンディ

[ボーナス・トラック]
27.もろびとこぞりて(ヘンデル)
28.ひいらぎかざろう[ケイ編]
29.パタパン(太鼓をたたけ)
クリーヴランド管弦楽団
指揮:ジョージ・セル

[録音]1966年5月12日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール

30.羊は安からに草を食み[カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」BWV208より](J.S.バッハ)[フロスト編]
31.主よ、人の望みの喜びよ[カンタータ「心と口と行いと生活で]BWV147より](J.S.バッハ)[フロスト編]
コロンビア交響楽団・合唱団
指揮:パブロ・カザルス

[録音]1966年3月5日、ニューヨーク

 
 

tomari さん

 投稿者:孫弟子  投稿日:2016年 8月18日(木)17時18分29秒
  ご紹介ありがとうございます。ですが、
コーエンが冒頭のようにゆっくり話してくれるならまだいいのですが、読めない私にはヒアリングなど到底できません。もし面白そうなエピソードがございましたら、機会がありましたらこちらでお教えください。
 

首席クラリネット

 投稿者:孫弟子  投稿日:2016年 8月15日(月)23時37分11秒
  新シーズンの開始に伴い、そろそろ着任の発表があるかと思いますが、昔むかし、まだストコフスキーの存命中にシフリン(マルセラスの次代の首席1974~)がアメリカ響の職を得たとき、前任者がコーエンだったそうです。コーエンがボルティモアに移籍したので空いたそうで、その後シフリンはクリーブランド管弦楽団の首席を数年で辞め、今度は逆にコーエンがそのあとを引き継ぎ昨年まで居たことになります。ちなみにアメリカ響でのコーエンの前任はライト(70年からボストンの首席)で、クリーブランドのオーディションでシフリンと争ったのは落選した後にシカゴにヒラで入った(後に首席昇格)コームズだったそうですから、クリーブランドの席がいかに輝けるものかが証明されますね。 (ザ・クラリネットという専門誌に書かれたシフリンのインタビュー記事を一部流用しました)  

セル新譜

 投稿者:クリスタリオ  投稿日:2016年 8月 1日(月)09時19分58秒
  セル & スターントリオ 共演   8月31日発売

スターン・トリオとセルの共演!
コンチェルトの醍醐味がここに。初登場音源!

スターン、ローズ、イストミンによる名トリオ「スターン・トリオ」。彼らがソロを務めるベートーヴェンの三重協奏曲は1964年、またブラームスの二重協奏曲は1959年の録音が良く知られています(ともにオーマンディ/フィラデルフィア管、SONY)。このアルバムはそれとは別の1966年のライヴで、セル/クリーヴランド管との共演。知られざる初登場音源となります。
ベートーヴェンの三重協奏曲はソロにピアノ三重奏の編成を当てオーケストラと対抗させた野心作で、大らかで力強い音楽の流れが特徴的です。演奏者の力量がそのまま聴き映えを左右する作品と言えましょう。スターン・トリオはベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲をレパートリーにしており、その点においてはまったく問題なし。セルとの丁々発止のバトルが楽しめます。
ブラームスの二重協奏曲は晩年の作品で、最後の管弦楽作品です。1年前に完成した交響曲第4番では古い様式であるパッサカリアを取り入れたブラームス、この作品ではバロックの合奏協奏曲から着想を得て、独自の音楽を作り上げています。ソリストには高度な重音奏法が求められ、燃えるようなフィナーレが圧巻です。

【曲目】
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調 Op.56
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102

【演奏】
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
レナード・ローズ(チェロ)
ユージン・イストミン(ピアノ)
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団

【録音】
1966年6月13日(ライヴ)
 

新譜SACD

 投稿者:ほらふき  投稿日:2016年 6月23日(木)19時24分44秒
編集済
  あきらめてHybrid盤を入手いたしました。
やや弦の潤いに欠ける印象もありますが時代/レーベル相応かも知れず、総じて良いと思いました。別板でも指摘がありましたが、意外とEMI盤と、さらには良好なCD-R盤などと音質・音場感が近い印象があります(ある意味当たり前ですが)。
特筆すべきは臨場感の向上です。
話は変わりますが、帯は必見です(具体的感想はあえて書きません)。
 

tomari様

 投稿者:セルもっと大好き  投稿日:2016年 6月19日(日)18時50分37秒
  tomari様、投稿ありがとうございました。
セルはベルリンフィルやロンドン響などとのライブの記録が残っていますが、余りCD化されておらず、放送録音などが今後リリースされるといいですね。
それ以外ですとべト7の比較的晩年のCLOとのライブ録音もCD化されていませんね。
まだまだ聴いてみたい音源は沢山あります。
期待したいものです。
 

礼節の人

 投稿者:セルもっと大好き  投稿日:2016年 6月18日(土)21時27分42秒
  ベストセラーと言ってよい、Sony Classical(輸入盤)のベートーヴェン交響曲全集のtadjさんのレビューに非常に興味深いコメントがあったので、それについて投稿させていただく。
セルに関しては、カラヤンはそのような人柄ではなかったと否定しているものの、かのクレンペラーが<非常に良い指揮者だが氷のように冷徹>と評した話は余りにも有名である。一般には<冷たい指揮者>といわれて久しいが、「田園」やブラ4、ギレリスとのベートーヴェンのピアノ協奏曲など聴く限り、そんなことは全くないのである。端正でクールな中にもロマンを秘めた指揮者といってよいのでなかろうか。
今回tadjさんの<素晴らしい返事を頂いたのだ!さらに手紙と別に、彼から私への英文の謝辞が書かれた大きなブロマイド写真が同封されていた!>という話を知るにつけても、セルは礼節の人で、きっと温かみのある人であったに違いないと確信した次第である。
来年、2017年は生誕120年の記念イヤーである。未発表音源が数多くリリースされることを祈りつつ…。
 

礼節

 投稿者:セルもっと大好き  投稿日:2016年 6月18日(土)20時57分49秒
  Sony Classical  

そうですね

 投稿者:孫弟子  投稿日:2016年 4月28日(木)13時05分51秒
  楽しい話題をありがとうございます。セル氏は特にオーボエのリフシェイ、クラリネットのマルセラス、それにブルーム氏を信頼して、従属の関係を少し緩めていたようにも聞いています。
現在はリチャード・キング氏が降りて空席なので表示が有りませんが、クリーブランド管弦楽団のホルンのトップの席に「ジョージ・セル・メモリアルチェア」の名前が冠されているのがすべてを語っていますね。
 

セルとホルンのエピソード

 投稿者:布施院  投稿日:2016年 4月27日(水)22時18分34秒
  はじめまして
セルについて知っているエピソードを幾つか書かしていただきます
どれも他で見た事のないエピソードですので、興味深いかとおもうのですが、既にご存知でしたらご容赦下さい。
昔読んだ本なので記憶があやふやなのですが、
ウィーンフィルの過去・現在・未来という本で、ウィーンフィルの楽団長オットー・シュトラッサーがウィンナホルンの名手をセルがアメリカに連れて行ってしまった、と語っていました。
名前はド忘れしたのですが、シュティーグラーかコラーだったような。
もう一つは、セル就任当初のクリーヴランドで吹いていて、その後シカゴに移籍してライナーの下で首席をつとめたフィリップ・ファーカスの著者プロプレイヤーの演奏技法に出てくるエピソードです。
ファーカスが何故そのように音楽を作れるのか、ピアノを弾けるのがやはり重要なのか、と質問したところ、セルは
「金管楽器の奏者なら誰でもこれくらいは出来るはずだ、私は若い頃にホルンを勉強したからフレージングを学ぶ事が出来た」
というような事を言っていたそうです。
フレージングと言えば、オーケストラの練習でも弦楽器がフレージングを曖昧に演奏するのに業を煮やし、
「君たちは呼吸をしないのか?そんな演奏を聴かされたら聴衆はみんな窒息死してしまう。もっと人間らしくやってくれ」
と、きちんとフレーズ毎に音楽的な区切りを付けて演奏する事にこだわっていたとの事です。
また曲のテンポについては、その曲の中間部に答えがある、と言っていたそうです。
一見速いと思えるテンポであっても曲の中ほどに進んでくるとピタッとはまり、逆に冒頭の感じだけでテンポを設定してしまうと中弛みしてしまうという事らしいです。
クリーヴランドのホルンと言えば名手ブルームですし、ベートーヴェンはじめホルンの鳴らし方に並々ならぬこだわりを感じてしまうのですが、やはり思い入れのある楽器だったのでしょうか。
 

新譜SACDに関して

 投稿者:ほらふき  投稿日:2016年 4月19日(火)21時47分2秒
  今回のタワーレコード×Sony ClassicalのSACD企画は、セル/クリーヴランドの価値を知る者にとっては渇望久しいものと思われますが、音匠レーベル使用とまでしながらハイブリッドという、中途半端な印象を拭えないものとなっています。
シングルレイヤーの同時発売(かつての東京ライブや、某社で常態化しているような後出しをしないよう)をメールで要望しているところですが、いかんせん単発では影響力が少ないかと思われます。
趣旨にご賛同いただける方は、ソニークラシカル&タワーレコードに要望メールを出すなど、ご協力をいただけませんでしょうか?
SACD環境ではない方も、新リマスターのCDをより安価で販売してもらった方が良いかと思われるのですが。
不躾かとは存じますが、よろしくご検討お願いいたします。
 

セル SACD新譜  2

 投稿者:クリスタリオ  投稿日:2016年 4月17日(日)12時55分29秒
  タワーレコード  6月22日発売

ベートーヴェン交響曲全集 & 序曲集

*~究極のクオリティで蘇るセル&クリーヴランド黄金時代の名演~
当コレクションの第1弾として、20世紀を代表する名指揮者、ジョージ・セルの名演2タイトルが装いも新たに復活。1897年にブダペストに生まれ、オーストリア=ハンガリー帝国時代のウィーンで育ったセルは、神童ピアニストとして音楽活動を開始し、やがて欧米各地の歌劇場のポストを歴任し、作曲家シュトラウスの厚い信任を得るほどの卓越した指揮者へと脱皮。ナチズムの台頭と第2次大戦の勃発によってアメリカへ移住し、戦後の1946年にはクリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任。亡くなる1970年まで四半世紀にわたって献身的に同オケを育て上げ、世界的な名声をもたらしました。このコンビはソニー・クラシカル(米コロンビア)にモノラル~ステレオ期にかけて多数の名盤を残していますが、今回はその中でも最重要の位置を占めるベートーヴェンの交響曲全曲と序曲集を取り上げます。録音以来ソニー・ミュージックのテープ・アーカイヴに厳重に保管されてきた門外不出の3チャンネル・オリジナル・アナログ・マスターを外部スタジオに持ち出した上で万全の状態で再生し、今回の発売のために新たに2チャンネルへのリミックスとDSDリマスタリングを行なうことで、原音に刻み込まれた圧倒的な輝きがこれまでにないほど鮮明に蘇ります。国内盤CDとしては今回が初の全集ボックス化。2004年以来12年ぶりのニュー・リミックス&DSDリマスタングとなります。

[シリーズ・コンセプト]
ソニー・クラシカルおよびRCA Red Sealの歴史的名盤を、タワーレコードとのコラボレーションにより、これまでのリマスターも含め最高のクオリティを追求し、ハイブリッドディスクとして「究極」の形でフィジカル・リイッシューいたします。ソニー・クラシカル秘蔵のオリジナル・マスターに遡り、気鋭のマスタリング・エンジニアのアンドレアス・K・マイヤーをはじめとする経験豊富な名手が、今回の発売のために新規で復刻を手掛けるSA-CDハイブリッドのコレクションです。レーベルには、定評ある「音匠レーベル」を使用し、マスターに刻み込まれた原音質の再現性に万全を期し、解説書には、資料性の高いライナーノーツを掲載することで、それぞれの名盤が背負ってきた栄光の軌跡を現代に鮮烈に蘇らせるのが、当シリーズの狙いです。

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~アナログ・ステレオ時代のベートーヴェン全集の定番~
アナログ・ステレオ時代のベートーヴェン全集の定番。曖昧さを残さぬ緊密な演奏設計のもと、筋肉質の響きと強い推進力を持ち、オーケストラの各声部が無理なく驚くほどクリアに再現されるさまは、セルの耳の良さとクリーヴランド管の極めて高度な演奏能力の賜物であり、まさにカラヤン/ベルリン・フィルやオーマンディ/フィラデルフィアなどと並ぶ、20世紀のオーケストラ芸術の極点を示したものといえるでしょう。各所に聴かれるオーケストレーションの改訂、リピートの採用・不採用にはセルならではの慧眼が光ります。

~オリジナルはエピック・レーベル~
これら9曲の交響曲は、1957年2月の第3番「英雄」に始まり、1964年10月の第1・第2番まで、ほぼ7年がかりでじっくりと録音され、エピック・レーベルから発売されました。エピック・レーベルは、英EMIがエンジェル・レーベルでアメリカ市場に進出したことで、英コロンビア録音の供給が途絶えた米コロムビアが、1953年に蘭フィリップスと提携して創設されたレーベルでした。当初はフィリップス音源のアメリカにおける窓口としてドラティ、ヨッフム、ケンペン、オッテルローなどのヨーロッパ録音を発売していましたが、しばらくするとアーティスト・ロスターの強化のために、セル&クリーヴランドやレオン・フライシャーら米コロンビアのアーティストが「移籍」し、アメリカ録音も発売されるようになりました。セルとクリーヴランド管弦楽団は、いわばこの新興のエピック・レーベルの看板アーティストであったわけです。

~「ステレオラマ」の鮮烈・華麗なサウンド~
米コロンビアの子会社的存在だったため、レコーディングは米コロンビアのスタッフが手掛けており、セル&クリーヴランドの録音も1950年代はハワード・H・スコット(グレン・グールドの最初のプロデューサーとしても知られています)が、1960年代に入るとポール・マイヤースがメインにプロデュースを担当しています。それゆえ当時の最先端の録音技術や機材が惜しげもなく投入され、ステレオ時代に入ると本家米コロンビアが標榜した「360 サウンド」を真似て「ステレオラマSTEREORAMA(「ステレオ」と「パノラマ」を掛けた造語)」を旗印に、左右に広く拡がり、密度濃く鮮度の高いステレオ録音を発売するようになりました。同じアメリカのメジャー、RCAが推し進めた「リビング・ステレオLIVING STEREO」と並んで、当時の最高峰のステレオ録音が実現したのです。

~本拠地セヴェランス・ホールの優れた音響~
レコーディングは、全てクリーヴランド管弦楽団の本拠地だったセヴェランス・ホールで行なわれました。1929年に完成し、1931年にこけら落としが行なわれた1844席を擁する名ホールで、ギリシャ新古典様式の外観とアールデコを思わせる優美な内観で、「アメリカで最も美しいコンサートホール」と称されています。響き過ぎず、しかもセルの持ち味である透明性とクリアなサウンドを余すところなく収録できるレコーディング会場としても優れています。エピックのLPにはオーケストラの名前の脇に、ホールのファサードを象ったロゴが使われることが多かったのも、ホールとオーケストラの結びつきの重要性を示すものといえるでしょう。

~1970年のセルの突然の死を悼む全集再発~
セルのベートーヴェンの交響曲9曲は、1965年にエピック・レーベルで初めて7枚組のLPボックス・セットとしてまとめられました。セルの録音は、エピックがポップス色を強めた1960年代後半からはコロンビアに「里帰り」し、1970年にセルが亡くなった直後に、アメリカで追悼盤としてこのベートーヴェンの交響曲全集が再発売されたのもコロンビア・レーベルでした。この時は、セルの9つの指揮写真をモチーフにした新たなデザインのボックスが採用されました(今回のSA-CDハイブリッド化のボックスです)。全集の日本盤としての初出は日本コロムビア時代の1965年で、CBSソニー時代にはやはりセルの追悼盤として1970年に発売され、さらに「セル・メモリアル・アルバム」として1980年に再発売されています。国内盤CDとしては今回が初の全集ボックス化。2004年以来12年ぶりのニュー・リミックス&DSDリマスタングとなります。

~別冊解説書掲載内容(予定)~
1970年のセル追悼盤として再発売された際に解説書に掲載された、当時のアメリカ音楽批評界の大御所2人の評論家によるセル論の初邦訳のほか、日本を代表する作曲家で歯に衣着せぬ音楽評論でも知られた諸井誠氏によるセルのベートーヴェン論、セルによる独自のオーケストレーション改編を中心にその今日的意義を問う木幡一誠氏の新稿を加え、さらにセルとクリーヴランド管によるシーズン毎のベートーヴェン作品演奏リストを付す予定です。
(1)ハロルド・C・ショーンバーグ「ジョージ・セル、その力と芸術」(1970年、初邦訳)
(2)ドナルド・ヘナハン「ジョージ・セル~知性と感情」(1970年、初邦訳)
(3)木幡一誠「セルのベートーヴェンの今日的意義」
(4)諸井誠「巨匠セルの没後10周年に寄せて」(1980年)
(5)セル&クリーヴランド管弦楽団 ベートーヴェン作品演奏リスト(その1)
(6)曲目についてのノート
(7)歌詞対訳付き(歌詞訳:舩木篤也)

ジャケットデザイン:M7X30281(1970年、セルの追悼盤およびベートーヴェン生誕200年記念として再発売された時のボックス・ジャケット)
初出:Epic BSC 150(1965年)
日本盤初出:CSS64~9(1965年11月)



~セルのベートーヴェン全集デジタル・リマスターの変遷~
〈1〉1984~85年:日本のCBSソニーにより、「セル/クリーヴランドの芸術」として、「32DC」という品番体系で第6番「田園」を除く交響曲8曲などが初めてCD化された。CDをクラシック・ファンに普及させるきっかけとなったブルーノ・ワルター/コロンビア響の録音のCD化に続くCBSソニーの重要なプロジェクトの一つであり、新たなリミックス&デジタル・リマスタリングの作業は日本からの要請でアメリカのソニー・スタジオで行なわれている。LPからCDへの転換期であったため、このCD用の「ニュー・リミックス・マスター」がLPのプレスにも使われた。これらのマスターは、本国では、やはりCDおよびLPとして発売されたGREAT PERFORMANCESシリーズ(新聞の第1面を思わせるデザインで知られる)に使われたのではないかと推測される。
セルのベートーヴェン全集デジタル・リマスターの変遷~その1

〈2〉1990年:「セル没後20年企画 セル&クリーヴランド不滅の記念碑」として、第6番「田園」を含む交響曲全曲、「フィデリオ」「レオノーレ」第1・第3番序曲がCDとして出そろった。この時のCD用のリミックス&リマスタリングを手掛けたのは、50年代にセルの録音のプロデュースを実際に手掛けたヴェテラン、ハワード・H・スコットのほか、ソニー・ミュージック・スタジオのデニス・D・ルーニー、ベジュン・メータ(ボーイ・ソプラノとして一世を風靡し、録音およびマスタリング・プロデューサーとしても活動、現在は世界的なカウンターテノール)らであり、日本発売のあと、Essential Classicsのシリーズで欧米でも発売された。1995年の「没後25年記念ジョージ・セルの芸術」でもこの世代のデジタル・マスターが使われている(この時は「エグモント」序曲が初CD化となった)。
セルのベートーヴェン全集デジタル・リマスターの変遷~その2

〈3〉2000年:没後30年記念のセル&クリーヴランドのCDシリーズでは、リマスタリングに際して初めてDSDテクノロジーが採用された。この時シリーズに含まれたのは第3番「英雄」と「エグモント」「コリオラン」「シュテファン王」の3曲の序曲のみ(「コリオラン」は初CD化、「シュテファン王」は日本初発売)で、アメリカで新規にリミックス&リマスタリングが行なわれた。このDSDマスターは当時ソニーが力を入れて推進していたSA-CDシングルレイヤーにも使われた。
セルのベートーヴェン全集デジタル・リマスターの変遷~その3

〈4〉2004年:「オリジナル・ジャケット・コレクション」として、セル&クリーヴランドのステレオ録音によるベートーヴェンの交響曲と序曲が全てDSDテクノロジーを使ってリマスタリングされた。オリジナルLPのカップリングに戻ったため、交響曲第5番はモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」とカップンリングされている。リイッシューの担当はグレイス・ロウ。海外盤のみの発売。
セルのベートーヴェン全集デジタル・リマスターの変遷~その4

〈5〉2013年:交響曲9曲はソニー・クラシカルのマスターズ・ボックスの一環として24ビット96kHzでリマスタリングされた。海外盤のみの発売。
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*収録曲】
ベートーヴェン:
1.「エグモント」序曲 作品84
2.「コリオラン」序曲 作品62
3.「シュテファン王」序曲 作品117
4.歌劇「フィデリオ」序曲 作品72b
5.「レオノーレ」序曲第1番 作品138
6.「レオノーレ」序曲第2番 作品72b
7.「レオノーレ」序曲第3番 作品72
【演奏】
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
【録音】
エグモント、レオノーレ第2番:1966年10月8日、
コリオラン、シュテファン王:1966年10月29日、
レオノーレ第3番:1963年4月5日、
クリーヴランド、セヴェランス・ホール
レオノーレ第1番、フィデリオ:1967年8月25日、ロンドン
【プロデューサー】
ポール・マイヤース
【アナログ・トランスファー、リミックス、リマスタリング・エンジニア】
アンドレアス・K・マイヤー(マイヤーメディアLLC)

~ミニ・シンフォニーともいえる圧倒的なドラマを具現化~
ベートーヴェンの7曲の序曲は、1963年4月に録音され一足先に交響曲第4番とのカップリングで同年に発売されたレオノーレ第3番を除き、全集完成後の1966年と1967年に録音され、2枚のLPで発売されました(レオノーレ第2番がオーバーラップ)。ちょうど全集が完成した1960年代半ばにエピック・レーベルがポップス色を強めたため、セルとクリーヴランド管は古巣コロンビア・レーベルに復帰し、コロンビアからの発売となりました。細部まで一音もゆるがせにせぬ緻密な配慮が行き届き、張りつめた生彩さがほとばしるようなリズム感で構成されたセルの演奏は、ベートーヴェンが作品に盛り込んだミニ・シンフォニーともいえる圧倒的なドラマを描き出しています。

~オケ創立50年を寿ぐ重要アルバム~珍しいロンドン録音を含む7曲~
「フィデリオ」のために書かれた4つの序曲を収めたLPは、1968年のクリーヴランド管創立50周年記念発売の1枚となりました。珍しいのは、「フィデリオ」「レオノーレ第1番」の2曲が1967年夏のヨーロッパ楽旅中、ロンドンで録音されていること。セル&クリーヴランド管のセッション録音が地元以外で行なわれたのはこの時だけです。

~別冊解説書掲載内容~
1965年のベートーヴェン交響曲全集の解説書に掲載された、メトロポリタン・オペラに関する著書でも知られるマーティン・メイヤーによるセル論のほか、セルによる独自のオーケストレーション改編を中心にその今日的意義を問う木幡一誠氏の新稿を加え、さらにセルとクリーヴランド管によるベートーヴェン作品演奏リストを付す予定です。
(1)マーティン・メイヤー「ジョージ・セル」(1964年)
(2)木幡一誠「セルのベートーヴェンの今日的意義」
(3)セル&クリーヴランド管弦楽団 ベートーヴェン作品演奏リスト(その2)
(4)曲目についてのノート
ジャケットデザイン:MS6966(アメリカ盤)。ベートーヴェンのブロンズ像を用いたこのジャケットは、CBSソニー時代には交響曲第1番&第2番や第4番&第8番のカップリングLPにも転用されていました。





 

tomari 様

 投稿者:孫弟子  投稿日:2016年 2月 1日(月)15時26分52秒
  その日のプラハはFMで放送された音源があります。
すこし離して設置したマイクでワンポイント的に捉えた綺麗な音ですが、放送録音のためややリミターが掛かっていてダイナミックレンジが少し狭く(強音は抑えられ弱音は持ち上げられる)、その代わりオーボエなどのソロは必要な所で浮き出てくる聞きやすい録音です。歪も皆無に近いので、もしこのままの音で焼いて売ってるのなら「大変良好」な録音です。

この演奏会と前後して、第1楽章だけがコロンビアによって正式にセッションで録音されたものの、後が続かなくてお蔵入りになったのでしたね。
 

CDrですがハート プラハ

 投稿者:なしとん  投稿日:2016年 1月25日(月)14時38分37秒
  65年10月14日 定期演奏会 クリーヴランド管弦楽団  スークをソリストに迎えて プラハ スーク作曲 Vn幻想協奏曲 シンフォニエッタ。
2VHL 546

楽天市場のクラシックライブ
振込手数料210(ゆうちょ→楽天)負担しても送料込みで安かった分本当に来るどうか気をもむ3日間と発泡スチロール等ではなく昔ながらのダンボールを器用に工夫した手作り梱包。CD-r扱う店舗がなくなったから'_'; ありがたい。
 

ベートーベンP協のSACD

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 1月11日(月)17時07分1秒
  遅ればせながら、タワレコの店頭で見つけて買ってきました。
tomariさんのおっしゃるとおり、確かに音の密度、空間的な広がりとも、かなり改善しています。
CDとSACDには大きな差がありませんが、やはりSACDは重低音が響きます。
リマスタリングは、さほどの効果がないケースも多いのですが、こういうケースもあるので、やはりつい買ってしまいますね。
 

謹賀新年

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 1月11日(月)17時03分15秒
  皆さん、あけましておめでとうございます。
本年も「ジョージ・セル談話室」をよろしくお願い申し上げます。
 

ギレリス セル 素晴らしい!

 投稿者:tomari  投稿日:2015年12月24日(木)09時04分31秒
編集済
  おはようございます。

昨日、試しに先日情報のありました Tower Record の音質改善盤を購入してみました。私は SACD は聞けず、ハイブリッド部分のCD音源のみの音での感想でしかのべられませんが、...素晴らしい音質です。
1968年と言えば、アイネクライネなどが録音された年ですが、比べても遜色ないです。
No 1 や No 4 などの冒頭に CO の演奏が続くものをぜひ聞いてみてください。No 5 は、Fleisher の圧倒的なものとはちがいますが、これはこれの良さが良くわかります。

誉め過ぎかもしれません。他の識者の皆さんのご感想もぜひ伺いたいものです。
 

Johannes Brahms Cycle (新譜)

 投稿者:tomari  投稿日:2015年12月20日(日)14時56分43秒
  こんにちは。

今日は、いつものように、WCLV で Saturday From Severance で、1968年12月19日の アーカイブコンサートを聞きました。CORN 1518 として全米に配信されたバージョンでした。ただし、WCLV でのこの編集版は放送は初放送だったはずです。関連アーチストのものを探索しているうちうち、情報も得られます。

ChamberFest Cleveland の YouTube 配信もMozart のクラリネット協奏曲の第一楽章が加わっています。ぜひ、第三楽章もお願いしたいところです。いや、きっと出るでしょう!

最近の Cleveland Orchestra の新譜情報ですので、こちらのページにはそぐわないかもしれませんが、ひとつ情報を書かせてください。

表題の 3枚組の DVD or BlueRay が発売になっています。ドイツでは11月、英国では12月11日です。UK の amazonから、NTSC 版の DVD を注文しました。2014年1月の No.4, BBC prom No.1 ウイーンでの No.2 and No. 3 です。ドイツの発売が一番先です。ドイツのアマゾンには映像のサンプルも出ています。ジュリアフィッシャーの Brahms V Con の後ろで、2nd Violin の恍惚とした表情の演奏が印象に残りました。...

失礼しました。
 

12-11-2015 に何か無いか?(追記参照)

 投稿者:tomari  投稿日:2015年12月 7日(月)19時25分19秒
編集済
  去年のことですが、12月11日は、1918年にクリーヴランドオーケストラが初めて演奏を行った日らしくて、
クリーヴランドオーケストラの誕生日であるという特集が、WCLV でありました。夜中じゅう、歴代の指揮者の貴重音源を流したのでした。75周年CD やセル100歳記念など、おなじみなものが多いのですが、楽しい企画でした。

柳の下にどじょうはもう一匹いるだろうか?と、密かに期待しております。

パイネマンとセルの音源は、最近発掘されたのでしょうか?50周年記念で、ヨーロッパでも音源が出ているのでしたら、
まだまだ類似の歴史的音源が聞けるのでしょうね。YouTube で知ったのは8月でした。もっと前から、マニアの方はお持ちだと思っていました。

追記:今日, wclv のページ(下記 url 参照) を見ましたら、期待どおり、何か企画をしてくれているようです。そろそろ オーケストラの100周年も近いですし、頑張ってもらいましょう。日本時間では、金曜日の午後2時くらいからのプログラムなのかなとおもいます。

失礼しました。

http://wclv.ideastream.org/wclv/celebrating-the-anniversary-of-the-cleveland-orchestras-first-concert

 

パイネマン&セル

 投稿者:セルもっと大好き  投稿日:2015年12月 6日(日)19時35分44秒
  セルの初出音源の登場である。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。パイネマン&セル=ケルン放送響(ETERNITEIES/ETCD-1032-M※CD-R盤)。1964年6月11日のライブ録音とCDにはクレジットされているものの、ライブノイズが全く確認できなので、恐らくラジオ用の放送録音ではないかと思われる。60年代のモノラル録音ながら音質は良好。
パイネマンは繊細で、限りなく美しく透明な音色である。一方セルの方はと言うと、オケは違っても相変わらずインテンポで引き締まった、端正なもの。木管はロマンが溢れ、金管がダイナミックなところは、セルの名人芸がこの演奏でも然り。
モリーニ&セル盤もさることながら、他に名盤はいくつあろうとも、こんな美しく端正なベートーヴェンも中々なかろうし、ファンにはおすすめしたい1枚であるがいかがであろうか?
 

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